試行錯誤

いろいろ試して、その結果を振り返ります

ことばを定義するものについて / すきなひとのすきなもの


一緒にいて安心するひとたちの共通点に、ことばの定義が近いことがある。
正しく伝わっていることを不安に思わないから、いろんなことが話せる


研究室にもオブラートに包んだ単語ひとつで「ね。わたしもそう思う」という返答をし合える友人がいる。
ことばの定義が近いことは、多弁でないときにこそ力を発揮するのかもしれない



という発言が問題になっている。政治家は、常に自分(を使ってその団体を)批判したがっている人間がいる ということを忘れず、ことばを丁寧に選ばなくてはいけないと思う(かわいそうだけれど)

そうでないと、くだらない釈明をする時間に対してお給料が支払われる。税金から


三原さんがどういう経緯であの言葉と出会い、どういう有機結合が起こって国会で「紹介したい」と思いついたのか
そういうことが完結しているのは個体内でだけなのだ


個体内で起こったことを個体間で共有するには努力が要る。互いの努力が要る



だからこそ、だれかに正しく伝わると嬉しいし、伝わって欲しいひとに伝わらない可能性を思うととてもこわくなる


ことばの誤解について、わたしの問題は解決したい。正しく伝える努力と正しく解釈する努力をしたいと思う


わたしの、旅と外国についての語彙の背景には池澤夏樹さんがいる。すきなひとが、わたしを契機に読んでくれて嬉しい。大事なことばの定義の共有項が増えることが嬉しい。すきなひとのすきなものを知るのは楽しい