試行錯誤

いろいろ試して、その結果を振り返ります

スガシカオ / ぞわっとする予感をポップに歌う

スガシカオはとてもすき。

世界の変化に対して鋭い感覚を持っているのに、愛とか恋とか自分の気持ちいいことも楽しめる。バランスよくサラリと生きていて、たまにビシッと主張して、とても心の強い人だと思う。


午後のパレード は本当にゾッとするけど、まあ、ゾッとするために聴いてる

最近の世界にピッタリとハマる歌だと思った


この歌の中でスガさんはうつろな人間の役をしている。とてもこわい


約束の切なさと同じだけ 今日は騒ごう

嫌な予感、ニオイがする。対策を取るのではなく、いまのうちに楽しんでおこうという無責任さ、あるいは無力感


世界中のクエスチョン・マーク

だけど何もしない

そこら中危険ノーマーク
ごめんなさい 生まれつきノーテンキで

自覚していないのも恐ろしいし、自覚していて放っておくのも恐ろしい


本当のこと 誰も話さなくても
続けること それがパレードのルール


すごく、戦争のニオイがする。それがよくないことを気づいて欲しくて歌っているのだと思う。


きっと明日は君の街へ パレードが ほら やってくる





スガシカオというひとは、こういう歌をポップに、明るいプロモーションビデオで歌う。



世の中には

  1. 自分と同じ意見・感覚の人
  2. 自分と反対の意見を持つ人
  3. 自分の意見に無関心な(意味を解らない)ひと

がいると思う。

そして、だいたいのイメージとして、仲間:敵:無関心=2:1:7くらいだと思う。


スガシカオみたいなやり方、つまり、大衆的・ポピュラーなやり方で良くも悪くも、無関心だったひとたちを巻き込むことができる。それは多数を占めるひとたちとも言える


(わたしがポップでありたい理由も、ポピュラーな文化を尊ぶ理由もそこにある。専門家・職人と大衆的なコネクターは、任務が違う)


スガシカオはプロのポップアーティストだと思う


スガ シカオ(SUGA SHIKAO) / 午後のパレード - YouTube


(ダンスも、個性がだんだんとなくなり、均一化していく)