脳について知るのは、おもしろい。
それは、脳が生体のミクロ分野の基礎だ(マクロを理解するためのツールとなる) からだと思う。(消化器系への関心は特別)。
自分の関心に役立つものには、ポジティブな感情を抱くのが自然だと思う。
負担に思わずに済む仕組みを作る必要はあるけれど、基本的に愛することができる。
ツールと目的の例
- 言語→ 縁遠い物事・人たちへの理解が速く進む
- 柔軟とストレッチ→ できる動きが増えてクライミングで落とせる課題の級が上がる(最近 上達中!)
目的と その所以の例
- コーヒーは美味しいからすき。
- ランニングは楽しいし気持ちいいからすき。
- ミースの建築は美しいからすき。
(ミースの建築で最もすきなレイクショア , 画像: http://www.archdaily.com/54260/mies-van-der-rohe-lake-shore-drive-restoration-kruek/ より)
いちばん高次にあるのは、いちばん単純な感情だと思う。
すき、愛してる、きもちいい、嬉しい。
そういうシンプルな感覚経験を増やすために、いろんな複雑なことをこなしている。
わたしが勉強をすると、わたしが見てる世界にアンテナが立つ。
ときめくことが増えるから勉強がすき。
今日、卒業が決まりました。(わーい)
シラバスと先生の名前が分かれば、自学部(概説を学んだ分野)の授業は2,3回の出席でも単位が取れた。
勉強自体が得意なのではなくて、勉強を負担にしない仕組み作り(具体的には細分化とルール化 参考: ラクをするのは罪ではないけれど、考える必要はある - Have less Do more Be more)がわりと得意なのだと思う。
そして基本的に心理学は好き。
(必ずしも狙った成績が取れるわけではないから「わりと」の程度だと自覚している。
あと、シラバス詐欺する先生の単位は取れない。自分の研究のことしか語らない講義なのに、○○学の基礎とか書いて恥ずかしくないのかしら。)
好きこそものの上手なれ、というのは、それの上達に必須なツールを含めて でないといけない。
それ(ツール)を好きでいるために、負担に思わずに済む仕組みを作る努力が要る。上達や実現にとって、同じくらい必要条件だと思う。
(中学の頃、クラブチームで頑張るサッカー少年が
「ぼくは、だいすきなサッカーを言い訳にしたくない」と、親や先生に認めてもらう手段として勉強を使っていた。
「勉強さえやってれば、サッカーを好きにやらせてもらえる。プロになれるか分からないのに続けさせてもらえる。だから勉強は嫌いじゃない」とも。
そのときは、ただただ「カッコいい」と思ったけれど、彼が物事を笑顔で実現させるひとだと無意識に分かっていたからかっこいいと感じたのだろうと思う。)
手段と目的を見誤らないことは大事。それと同じくらい、手段のことを軽視せず愛することも大事だと思う。
(冒頭の脳について おもしろい構造がある
ウィリスの動脈輪: 血管がどこか切れても、枝分かれして円環状になっているから、中枢である脳はしばらくは死なない。
わたしたちは簡単には壊れないようにできている。遺伝と進化の試行錯誤の結果、わたしたちは自然に淘汰されていないのだなと思う。人体はおもしろい。)