試行錯誤

いろいろ試して、その結果を振り返ります

ひとりの時間の必要性 / マルチタスカーでない人間がいろいろなことに手を出す方法

わたしには、ひとりで過ごす時間が必要です。理由はトロいから

 

自分が「職人」と「マルチ」のどちらに属しているかと聞かれたら即答でマルチと答えるけれど、興味関心が散在していることとマルチタスカーであることは、ぜんぜん違う

 

わたしは断固としてマルチタスカーではない。一度に1つのことしかできない。(もっと正確に言えば、ワーキング・メモリの容量がとても小さい。)たとえば初対面の人と趣味の話で盛り上がると、はじめに教わった名前(特に馴染みのない外国の名前)は雰囲気でしか覚えてない

 

だから、最近みたいに、引越し準備と英語と旅行の準備と身体の勉強ちゃんとやりたい、家族と/大事な友人と/大切な恋人と一緒に過ごしたい、運動したい、最近の音楽シーンちょっとアツそうだな、読みたい本溜まってる、服も少し入れ替えたい、賃貸の知識不足を感じる、連絡先の統一終わらせたい、パール系のアクセサリー気になる、スーツどんなの買い足そう、卒業式の髪と足の装い案、ペン習字もしたい、マナーも知りたい、諸契約の住所変更しなくっちゃ、人生設計を具体的にイメージできる状態だぞ

みたいな ときめき多めで幸せな脳内カオスを有意義に 行動に落とし込むには、

  1. それぞれのゴールを明確に書き出して、
  2. ぜんぶ単位時間(15分)の倍数でこなせるレベルまで細分化して、
  3. 優先順位や締め切りと照らし合わせていつやるかの計画を立てて
  4. ひとつひとつのタスクをしっかり完結させる
この手順をしっかり踏む必要がある。「あとであれやらなきゃなぁ」という余計な不安のために記憶のメモリを食わせないようにしなければならない。

 

本当に短期記憶の容量が小さいということの例として、3つ以上の数の足し算がとても苦手。186+3058+1020、とかアワアワする。186+4078だったら全くストレス無いのだけれど、一度処理を終えたものを「記憶しておく」というのが極端に苦手

(だから常に手帳とペンを持ち歩く。小さな鞄で出かけるときは、アイフォンの裏かお財布の中に大きめの付箋を入れている。博士の愛した数式の博士の感覚、少しだけ分かる)

 

ましてやインプットとアウトプットは同時にできない。特に、アウトプットは集中しないとできない

そして、アウトプットほど経験を知識の次元に引き上げるのに効率的な手段は無いと思う

 

だから、大切な経験をしたとき・大切な話を聞いたとき・感動したときこそ、わたしには一人の時間が必要。訓練すると(慣れると)、短い時間で正しい表現が見つかるようになる

 

行動してみて初めて気付くこともたくさんあるし、人に伝えようとする中で見つかる説明の仕方もある。反対意見を聞いて思いつくアイディアもあるし、素敵な外部刺激との時間を最大限にするためにも、なるべく、反芻・消化を丁寧かつ素早くできるようになったらいいなと思う

 

けれどどれだけ短縮されても確実に存在する大切な時間だと思う